予備試験の出題科目のうち、憲法と行政法(公法系科目)では、重要判例の知識が必須です。
判例知識だけで得点になることも
特に短答式試験では、事例の概要と結論(判旨)を知っているだけで得点になるケースも少なくありません(もちろん論文試験対策では事例を少しづつ変えるトレーニングも大切です)。
この公法系の重要判例をマスターするには、判例百選がおススメである点は言うまでもないでしょう。もっとも収録数が多く、時間に限りがある直前期ともなれば、アイテムを変えることも検討すべきです。
判例をスピーディーにマスターするなら「判例まんが本」
時間にない受験生の方にお勧めなのが、辰巳法律研究所の「判例まんが本」です。2024年6月現在、9冊が発売されています。
4コマ漫画で事例が把握できるようになっています。そして判旨と、理解を深めるコメントもあり、楽しみながら重要判例のマスターが可能です。
法律入門判例まんが本
デメリットは?
デメリットとしては、収録数が1冊あたり100前後と少ない点でしょうか。もっとも1冊をマスターしたら、次の判例集に手を付けるか、あるいは判例百選にステップアップされると良いでしょう。