勉強が手につかない原因は「脳の決定疲れ」だった!
司法試験予備試験の勉強をしなければいけないのに、全く手につかない…。
そんな状況に悩んだことはありませんか?私自身もかつて同じ悩みを抱えていました。そんなとき、原因を突き止めるヒントとなる記事を見つけました。
お金持ちになった人が実践「しないこと」リスト 30代で資産10億円を築いた個人投資家のやり方 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン
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この記事のタイトルは一見、投資に関する内容のように思えますが、実際には普段の生活や勉強にも応用できる、非常に実践的な内容が含まれています。
やる気がなくなる原因「脳の決定疲れ」
普段の生活ではやるべきことが山積みで、脳が何度も判断を繰り返す必要があります。
その結果、脳が疲れてしまい、何もやる気が起きなくなるという現象が起きるのです。この状態を「決定疲れ」と呼びます。
これは心理学的にも認められている現象で、意思決定を繰り返すことで脳が疲弊し、判断の質が低下することが知られています。
たとえば、次のような日常の些細な判断でさえ、脳はエネルギーを消耗しています。
- 朝、何を着るか
- 何を食べるか
- 今日の予定をどうこなすか
これらの選択が積み重なることで、脳が疲れ、やるべき勉強や仕事に集中できなくなるのです。
人は決定する事柄が多くなると、判断をつかさどる脳が疲労して、決定の質が低下することが科学的に明らかになっています。これを、心理学では「決定疲れ」と呼んでいます。
決定疲れの要因は2つあります。1つが、意思決定を長時間繰り返したあとには、個人の決定の質が低下するという現象です。これは、どんな服を着るのか、何を食べるのかなど日常生活のどんな小さな決断でさえも同様で、数が増えれば増えるほど決定の質が低下するといわれています。
引用東洋経済オンライン「お金持ちになった人が実践「しないこと」リスト」
決定疲れを防ぐための解決策
この記事では、決定疲れを防ぐための解決策も示されていました。それは、「やるべきこと」と「やらないこと」を明確に分け、特に「やらないこと」に対して明確な基準を設けることです。
時間は有限であり、貴重な資源です。時間を効率的に使うためには、「やらないこと」を意識して減らし、判断の回数を減らすことが大切です。具体的には以下のような方法があります。
具体例「やらないこと」を決める
ひとそれぞれ違いがありますが、例として40代男性社会人の場合なら、こんな感じでしょうか?
- ネットサーフィンはしない(ネットの使用は目的を持って行う)
- テレビは見ない
- お酒は飲まない
これらをあらかじめ決めておくだけで、時間の無駄遣いが減り、より集中した生活が送れるようになります。
人生の質を左右するのは「時間の使い方」
結局、人生の質を決めるのは「時間の使い方」です。一瞬一瞬の時間の積み重ねが人生を形作ります。そこで、次のような行動を取り入れてみてはいかがでしょうか?
- 「やらないことリスト」を作成する
自分の中で「これはやらない」と決めた項目をリスト化します。これにより、迷う時間が減り、判断のエネルギーを節約できます。 - 優先順位を明確にする
やるべきことをリスト化し、重要度の高いものから取り組む習慣をつけます。 - 定期的に振り返る
週や月ごとに自分の時間の使い方を振り返り、「やらないこと」が守られているか確認します。
結局、人生の質を左右するのは「時間の使い方」だ。
— 安達裕哉 (@Books_Apps) January 21, 2021
・一瞬一瞬の時間の使い方を積分したものが人生
・「少なくとも、これは時間の無駄なので絶対にやらない」と決めておくことで、より密度の高い意思決定をすることができるhttps://t.co/7Updg5N9NQ
最後に
「やる気が出ない」「勉強が手につかない」と感じたときは、「脳の決定疲れ」が原因かもしれません。
そんなときこそ、「やらないことリスト」を作り、無駄な判断を減らしてみましょう。それだけで、生活の質がぐっと向上し、司法試験予備試験の勉強や仕事に集中できるようになるはずです。
時間は有限であり、最も貴重な資産です。限られた時間を大切に使い、より充実した毎日を送りましょう!